【長編翻訳小説】2.アドリアン・イングリッシュシリーズ ジョシュ・ラニヨン

今日も翻訳小説です!


天使の影 ~アドリアン・イングリッシュ1~ (モノクローム・ロマンス文庫)

天使の影 ~アドリアン・イングリッシュ1~ (モノクローム・ロマンス文庫)


LAでミステリ専門の書店を営みながら小説を書くアドリアン・イングリッシュの元をふたりの刑事が訪れる。従業員であり友人のロバートが惨殺されたのだ。前日レストランで口論して別れたアドリアンに、殺人課の刑事・リオーダンは疑いの眼差しを向ける。調査に乗り出したアドリアンだったが、犯人の深い憎悪と狂気はやがてアドリアンに向かう。彼の危機に飛び込んで来たのは!?それぞれの運命と向き合う男たちを描き上げたM/Mロマンスの金字塔、ついに刊行。

2019/4/22時点
全四巻 番外編一巻 完結済

以下、ネタバレ注意

今日はナイトランナーシリーズとは違いがっつりBLです。
ちゃんと致すところまであります。
(向こうではM/Mって言うのかな?)

ミステリー×BLロマンスって感じです〜
基本の事件は1冊完結型で、2人の関係が少しずつ進んでいきます。
1冊が分厚くて読み応え満点です( ・ㅂ・)و ̑̑

わりと日本人ウケする作品だと思います。
海外の作品って筋肉×筋肉がけっこうあるイメージだけど、これは受けは華奢で病弱だし、攻めは筋肉質っていうBLの王道CPなので。

華奢で病弱だけどクールでわりと無鉄砲。
でも、そこが良い!
デリカシーなさめな攻めがヒヤヒヤさせられてます( ・∀・) ニヤニヤ

主人公のアドリアン古書店を営む店主で、攻めのリオーダンは警官。
とある事件を切っ掛けにリオーダンが容疑者としてアドリアンの元を訪れて知り合う2人。

アドリアンはゲイだって自覚していて家族にもカミングアウト済み。
だけど、リオーダンはゲイだってことは隠していてあまつさえ女性の恋人までいます。

3巻では結婚するとか言い出すからね……(震え声)

惹かれ合いながらも何度も離れようとするのに事件が2人を引き離してくれない(´艸`)

結局、事件は解決させつつ2人の関係は一進一退を繰り返しながら物語は進んでいきます。


この焦れったさとリオーダンへの憤りを楽しむ作品です。(キッパリ)

リオーダンの煮え切らない態度に何度腹を立てたことかε=(`・д・´)プンプン!!

彼女とは付き合って結婚まで進めておきながら、アドリアンにも変わらず手を出し続けるとか、お前は攻めの風上にも置けん!

そりゃあ周囲へのバレとか葛藤があるのは分かるけどさ……

何度、頬をはり飛ばしたい気持ちになりながらも、アドリアンの幸せを願いページをめくり続けたことか。

焦れ焦れさせられた分、最終巻はほんっとうに感動しました。


洋書の作品だってBLも普通に楽しめました。
萌は世界共通!!

ぜひともご一読を!