【長編翻訳小説】1.夜に彷徨うもの ロブ・サーマン
今回も私は大っっっ好きだけど知名度低いものをご紹介。
- 作者: ロブサーマン,和紗,Rob Thurman,原島文世
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 新書
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内容(「BOOK」データベースより)
キャルは魔物の父と人間の母との間に誕生した。しかしその魔物の血ゆえに母に疎まれ、父には追いかけられる。唯一、キャルの存在を認め、守ってくれるのは兄のニコ。ニューヨークの雑踏にまぎれて二人は待ち続けた。魔物たちから忘れられる日を。だが、それが夢でしかないことを思い知らされた時―。
2019/4/21現在 翻訳版4巻(未完)
※本国では続刊刊行
兄弟好きは集まれ〜!!!
もうね、ものすっごい好きなのこの作品。
なのに、4巻以降の翻訳版が刊行されないんです。゚(っ´;ω;`c)゚。
やっぱり洋書の翻訳だけあって、少し文章に癖があるのは否めないのですが、それを差し引いても激萌え作品なのに!
アメリカのニューヨークを舞台にイケメンの兄弟が、化け物達と死闘を繰り広げながらイチャイチャしてる作品。※恐ろしく偏見が入った見方です。
主人公のキャルはオーフィと呼ばれる化け物と人間のハーフで、その半分の血のせいでオーフィに狙われる生活をしています。
もう1人の主人公であるお兄ちゃんのニコは完全に人間なんだけど、めちゃくちゃ強くて弟を守ることが第一優先。
2人はお母さんが同じ兄弟。
とりあえず2人の共依存がすごい。
萌えポイント多すぎて文章すると長いので、下に箇条書きさせてもらうと
・イラストは高階さん
・人間なのに弟よりも強いお兄ちゃん
・精神的に共依存関係(死ぬ時は一緒とか後追い発言とか)
・彼女よりもお互い優先
・浅黒い肌で金髪のお兄ちゃんに対して、真っ白い肌で黒髪の弟
・弟は過去に拉致された過去あり
・狙われる受け(弟)を守る攻め(兄)という構図
・精神的に脆い所のある主人公
・要所要所でぶち込まれるお兄ちゃんに甘える描写
・ニコの武器が日本刀みたいなので、キャルの武器は銃
・2人の性格の対比具合
・弟を育てたのは兄
・よく怪我をする弟を助けるお兄ちゃん
・最後、ほんとに勝ち目がなくなったらお互いだけで心中を決める2人だけの世界観
・物語の視点は弟視点←ここ受け視点からしか作品読めないので重要
(´Д`)ハァ
良き。
すごく良きなんです!
ストーリーは結構重いですし、敵も強くて絶望的な展開が多いのですが、それを加えてもイケメン兄弟の共依存から目が離せない。
昔話とかも所々で入ってくるのですが、それが可愛いのなんの。
子供の頃からニコが頑張ってキャルを育てたりしてるのがもうほんと可愛い。(お母さんはキャルが化け物の子だって知ってるのもあり、完全に育児放棄してるんですよね)
しかも、いつもは意地っ張りなキャルも心の底ではお兄ちゃんが1番優先な所がほんと。
お前ら両想いやんけ!!
お互い良い感じになる女性はいるのですが、結局最後はお互いが1番なのがほんと萌える。
自他共にそれは自覚していて、「俺たちって共依存関係だよな」「どうせそういう関係になるならお前がいい」みたいな発言もあって、ほんとにもうもうもう!!ってなります|˙꒳˙)
下手したら普通のBL小説より萌えます。
なのに、続きが出ないんですよ(;ω;)ブワッ
本国ではかなり先まで発売されているのに、翻訳版は4弾で止まってます。
イラストの高階さんも素晴らしいのに、何故出ない!!!
やっぱり知名度が低いからでしょうか。。。
すっごく続きが読みたいのに、英語能力が無いせいで読めないこの状態(´;ω;`)ウオオオオオオ
続きを読みたいって言い続けて軽く5年は過ぎてます。
だれが1冊5万円払うから翻訳して。。。
(知り合いだと性癖がバレるので頼めない)
ぜひとも、ご一読を!!!!